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レチノール反応(ブツブツ・痒み・赤み・皮むけ)はいつまであるのかを解説しました!スキンケアに多くのメリットがあるレチノールは使ってみたい美容成分の一つです。ただレチノール反応といわれる「痒み」「赤み」「皮むけ」「ブツブツ」などの症状は多くの方が経験していることです。そこでレチノール反応についてしっかりとまとめた記事を当サイトで公開することにしました!いつまでレチノール反応は続くのか?そもそもレチノール反応はなぜ起きるのか?冷やしてもよいのか?など疑問点をビシッとまとめました。
<パパッと簡単にチェック!!>
レチノール反応はなぜ起きる? | 皮膚ビタミンA含有量が関係 | こちら |
レチノール反応が繰り返す場合は? | 慌てずに専門医に! | こちら |
レチノール反応を軽減したい | まずは5つの方法をご紹介 | こちら |
レチノール反応を予防したい!!! | 10の予防方法をご紹介! | こちら |
レチノール反応の部分を冷やす | あまり推奨できません | こちら |
レチノール反応を症状別に解説 | ー | こちら |
どの部位に発生する? | 口の周りなど様々 | こちら |
人気アイテムのレチノール反応は? | イニスフリーなどご紹介 | こちら |
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ビタミンAのレチノール反応って何?
まず、ビタミンA誘導体である「レチノール」を配合した化粧品や医薬品を使用した際に起きる
レチノール反応とは一体どういったものなのかについてご紹介したいと思います。
レチノール反応とは、レチノールを使用した際に見られる特徴的な肌の反応で、
- A反応
- レチノイド反応
と言われることもあります。
TwitterやInstagramでは、A反応と表記されることが多いですが、
ここではレチノール反応という呼称でご紹介したいと思います。
なぜ起きるの?
Q. なぜレチノール反応が起きるのでしょうか?
A. 皮膚内組織とビタミンAの結びつ気によるものです。
レチノール反応はレチノールを使用開始時に起きやすい事象です。
- かゆみ
- 赤み
- 皮むけ
が、代表的なレチノール反応となります。
皮膚内のビタミンAの含有量が低いとレチノール反応は起きやすいと言われ、
濃度が高いレチノール製品を使用したり、
アクティブなレチノールいわゆる「攻めのレチノール」と言われるものを使用すると、
レチノール反応は起きやすくなります。
専門的な解説を調査したところ、機序の詳細はわかっていないようです。ただ、皮脂腺のレチノイド受容体に反応し乾燥を模様したり、表皮細胞に反応し、細胞間同士の結びつきを緩めることから、赤みや皮むけなどが起きていると考えられています。
症状が肌にとって良くないような事象なので、心配になりますが、
多くの場合はレチノール反応はおさまり、健やかな肌になることが多いので、
レチノール反応がおきなくなるまで、我慢した方が吉!という方は多いです。
とはいえ、レチノール反応は人それぞれですので、医療機関で購入したわけではないレチノール製品を使用し、
心配になるほどレチノール反応の症状が出ている場合は、速やかに専門医に相談した方が良いと思います。
アトピー肌や酒さを含め、レチノール製品を使用しない方が良い方もいらっしゃいますし、
知らず知らずに、サチリル酸配合の製品(ピーリング製品等)をなどを使用し、
症状が悪化している場合もあるので、自己判断だけでレチノール反応を見極めない方が無難です。
レチノール反応を「好転反応」という用語で解説される方もいらっしゃるようですが、個人的にはあまり関心が持てません。好転反応はどうも東洋医学(漢方)にある考えのようですが、好転反応という考えは標準医学には無い考え方で、レチノール反応はそのメカニズムからも、私たち一般的に採用されている西洋医学を元に考えるべきだと思います。これは東洋医学と西洋医学のどっちが正しいのかということではなく、専門家ではない人物が東洋医学と西洋医学をごっちゃにして、メカニズムを解説することが危険だと思います。
【経過】どのくらい期間?いつから、いつまで?
Q. レチノール反応はいつまで続きますか?
A. 人によりますが、まずは1ヶ月ほど。
レチノール反応は、肌の状態によって必ず出るものではありませんが、
多くの人の場合はレチノール反応が出ます。
レチノール反応の出る期間は様々で、具体的にいつからいつまでと言えませんが、
大体、1ヶ月から2ヶ月ほどはみておいた方がいいと思います。
noteでレチノールについてまとめているハルさんによると、
【1ヶ月目】最初の4週間から6週間が、反応期(レチノール反応が出る)
【2ヶ月目】次の4週間から6週間が維持期(段々、レチノール反応が落ち着く)
【3ヶ月目】最後の4週間から6週間が完成期(お肌が入れかわる)
と、解説しています。
他の方のレチノールについて記載したブログのレビューを見ても、大体同じような感想でした。
気になる私は?というと、「痒いのが嫌だなぁ」と思い、実はあまりレチノール反応が出ない方法を先に調べて、レチノール反応が出ない方法をとりました。えぇ!?どうすればいいの!?というあなたへ!ちゃんと解説しましたので、最後までこの記事をご覧ください!!
レチノール反応が出ない起きないことも?
Q. レチノール反応が起きないことはありますか?
A. 肌の状態により、反応が起きないことも。
レチノール反応は必ずおきる事象ではありません。
肌の状態によってレチノール反応が起きない場合もあります。
具体的には、肌の中のビタミンAの含有量が多い場合は、
レチノール反応が起きにくいと言われています。
また、使用するレチノール製品に配合されているレチノールの量が少なかったり、
パルミチン酸レチノールのような効果が緩やかな場合は、
レチノール反応が起きにくいと言われています。
一方で、攻めのレチノールと言われる
- レチノール
- トレチノイン
などに関しては、多くの場合レチノール反応が起きるので、気持ちの準備をしておいたい方が良いです。
突然、急にレチノール反応がくる?
Q. 急にレチノール反応が出ることってありますか?
A. 人それぞれ。急に反応がくることも。
レチノール反応が起きるのが具体的に「何日後?」と言われても、「数日後」としかお伝えすることしかできません。
先ほどお伝えした通り、
- 肌の状態
- 使っているレチノールの種類
などによって、レチノール反応が起きにくいことがありますし、またレチノール反応が起きないこともあります。
レチノールの効果が高いものであれば、急にレチノール反応が来るのが通常です。
大体レチノールを塗り始めて、3日後くらいからレチノール反応が起きることが一般的のようです。
治らない!繰り返す場合は?
Q. レチノール反応が治らない!繰り返す!
A. 慌てずに専門医に相談を!
レチノール反応は1・2日で治るものではなく、数週間ほどレチノール反応が続きます。
レチノール反応が出ている時は、一にも二にも我慢です。
とくに痒みについては我慢が必要です。
ただし、ただ我慢していていれば良いものでもありません。
あまりに酷い場合や、レチノール反応が治らない場合、また何度も繰り返す場合に自己判断は控えた方が良いと思います。
慌てずに皮膚科医などの専門医の診察を受け、場合に応じて使用を控えたり、中断する必要があるかもしれません。
また、レチノール反応と思っていたら、別の皮膚疾患である可能性もありますので、
レチノール反応が治らない、繰り返すような場合は専門医への相談を念頭に置くとよいと思います。
レチノール反応が落ち着いたその後は?
Q. レチノール反応が落ち着くとどうなる?
A. ハリやキメが整った肌になっていきます。
レチノール反応は、簡単にいうと「お肌がビックリしている状態」。
なので、レチノール反応が落ち着くと、お肌の状態が以前よりも整ったものになります。
ツルンとキメが整ったお肌ですね。
お肌にハリがあるのも嬉しい状態だと思います。
レチノール反応が落ち着いたら、季節やお肌のコンディションに応じてレチノール製品を使い続けると、
良い状態をキープすることができますので、オススメです。
また、レチノール反応が落ち着いたら日焼け止めもいらないように感じますが、
レチノール反応が落ち着いても、レチノールが肌へ効果を及ぼしているので、日焼け止めは必須です!
レチノール反応の見分け方や対処法
レチノール反応の見分け方や対処法についてご紹介したいと思います。
ただし、レチノール反応が酷い場合は、自己対処ではなく、専門医への相談をしてください。
まずは、紫外線対策を!
Q. 紫外線対策は必要ですか?
A. 必須です。
レチノールの中には、「パルミチン酸レチノール」のように、SPF10程度ある天然の日焼け止めと言われているものもあります。
一方で日焼け止めが必須と言われる攻めのレチノールもあります。
どっちがどっちかわからないですよね?
それにレチノールの使いか始めはどうしても皮膚が薄くなることも考えられるので、紫外線に対する肌の状態は不安を感じます。
なので、私としては「レチノール=日焼け止め必須」!と考えるようにしています。
特に夜使うタイプのレチノールについては、「夜塗っているから大丈夫じゃないの?」と考えてしまいますが、
既にお伝えしているように、特にレチノール反応は数週間続きますでの、日焼け止めは必ずつけた方がよいです。
これはレチノール反応が落ち着いた後もレチノールが肌に対して効果を及ぼしているからです。
レチノール反応によって薄くなった皮膚は徐々に元に戻りますが、もともとシミ予防やたるみ予防としても日焼け止めは必須です。
レチノールの使用有無関わらず、日焼け止めは使用してください。
【治し方は?】レチノール反応が出たらどうする?
Q. レチノール反応を治すことができますか?
A. 反応を軽減するような使い方が吉
レチノール反応が出た場合は、レチノール反応を軽減するような使い方をするのが良いと思います。
- 塗る量を減らす
- 塗る頻度を減らす
- 塗っている時間を減らす
- しっかり保湿をする
- ナイアシンアミドを塗る
- 自己判断で薬を塗らない
- 専門医に相談する
などといった対処法があります。
1つ1つ解説したいと思います。
塗る量を減らす
まずは、レチノールの塗る量を減らします。
顔全体に塗るのが理想ですが、まずは気になる部分のみにするのも良いです。
レチノール反応が出ているところを避けて塗るのも良いですね。
塗る頻度を減らす
週3回のペースでレチノール習慣を始めるのが理想ですが、お肌の調子は理想通りにはいきません。
週3回から週1回に減らすなどするとレチノール反応が軽減しやすいと思います。
塗っている時間を減らす
レチノールを塗ってそのまま寝ちゃいたい気持ちもわかりますが、レチノール反応を軽減したいのであれば、
レチノールを塗って洗い流すというのも1つの手です。
しっかり保湿をする
レチノール製品の種類によっては、「保湿不要」とあり、保湿をしないことでより効果が期待できる場合があります。
保湿をすることで効果が薄れる場合がありますが、レチノール反応が気になる場合は、効果を軽減させるのも1つです。
早くツルンとした肌になる気持ちもわかりますが、効果をより緩やかにした方がレチノール反応は軽減できます。
ナイアシンアミド・セラミドを塗る
ナイアシンアミドはレチノールの刺激を軽減させることで有名な成分です。
肌との相性が悪くない場合は、レチノールと併用してみるのもありですね。
また、セラミドに関してはこういった意見があります。
レチノール化粧品とセラミド化粧品の併用、かなりオススメです。
— なつなつ@研究職 (@natsunatsu_7722) November 3, 2022
レチノールの使用中は肌のバリア機能が低下しがちですが、それを補完してくれるのがセラミド。
副反応が圧倒的に低下し、肌もふわふわになります。保湿力も高くレチノールとの相性は抜群です。
セラミドがレチノールのバリア機能低下を軽減してくれるようです。
ツイートのように本当にフワフワ肌になるのかはわかりませんが、
レチノール反応を軽減するのに一役買ってくれるのは嬉しいですね。
専門医に相談する
レチノール反応がより酷い場合には、専門医に相談してみてください。
レチノール反応と思っていたら、別の症状である場合もあります。
またレチノール反応であっても、医師の判断で中止した方が良い場合もあります。
レチノール反応を起こさない方法は?
Q. レチノール反応を起こさない方法はありますか?
A. レチノール反応が起きにくくなる方法をご紹介します!
続いて筆者である私がレチノール製品を使いながらも、レチノール反応をあまり起こすことなかった方法をこちらでお伝えしたいと思います。
私が実際にレチノール製品を使用する前に色々情報を調べて、行ってみた方法です!
レチノール反応が起きない方法ではありません。個人的にレチノール反応が起きにくかった方法ですので、他の方が行った場合にレチノール反応が起きにくいことを保証するものではありませんので、ご注意ください。
肌荒れ・ニキビはない状態で!
まず色んな方がおっしゃっていたことですが、「肌荒れ・ニキビ」はちゃんと治してからレチノール製品を使い始めましょう。
肌荒れやニキビの場所にとってはレチノールが刺激になることもあり、その結果肌荒れやニキビが酷くなることもあります。
エピデュオやディフェリンなどのレチノール系の医薬品はこの限りではありません。肌荒れ・ニキビのまま処方された場合は、医師の指示のもと適切に使用してください。
体内のビタミンA保有量を上げる
レチノール反応は皮膚内のビタミンAの含有量が低い時に起きやすいと医師のサイトで何度か目の当たりにしました。
なので、体内のビタミンAの保有量を上げるために、「レバー(豚)」をよく食べるようにしました。
ただし、レバーって嫌いな方結構いますよね。
またビタミンAは脂溶性ビタミンのため、食べ過ぎは体に負担をかけます。
そこでおすすめしたいのがβカロチンたっぷりの「ニンジン」です。
βカロチンは体内に貯蔵され、ビタミンAが少なくなった時だけ、βカロチンをビタミンAに変換する作用があるようです。
食物繊維も豊富なので一石二鳥ですね。
他にもビタミンAの含有量が多い食材をレチノール製品を使い始める前に食べて、体内のビタミンAの含有量をあげておきました。
皮膚はなかなか栄養が行き渡らないので、直接関係があったかどうかはわからないですが、
個人的には「ビタミンA」をよく食べたことは良かったように思えます。
ナイアシンアミドを併用する
先ほどもお伝えしましたが、レチノールとナイアシンアミドは相性が良いです(もちろん肌との相性は個人差があります)。
まずナイアシンアミドを肌に塗り、それからレチノールを塗ることで刺激が少なくなると言われています。
効果としても相乗効果が期待できるので、レチノール製品を使う時には、ナイアシンアミドを併用したいものです。
パルミチン酸レチノールから始める
攻めのレチノールと言われるより効果が高いレチノールをいきなり始めたい気持ちはわかります。
ただレチノール反応を軽減したいのであれば、効果が低くまた刺激が少ないと言われる「パルミチン酸レチノール」から始める方が良いと思います。
パルミチン酸レチノールは、攻めのレチノールに比べて刺激が少なく、またレチノール反応が起きにくいといわれています。
私はパルミチン酸レチノールから始めることで、レチノール反応があまり起きることなく、レチノール製品を使うことができました。
デメリットとしては、レチノール効果を実感するまでに長い期間が必要になります。
3ヶ月でツルッツルのお肌になるということは考えにくいです。
ただ安心してレチノール製品を使い始められるので、レチノールに対して不安がある場合にはパルミチン酸レチノールの製品から始めてみてください。
半年から1年かけて少しずつレチノール濃度を上げる
レチノールを初めて、1ヶ月から3ヶ月くらいで、ツルンとしたハリとキメが整ったお肌になるのは確かに嬉しいです。
が、レチノール反応はやはり辛いものです。
特にマスクをせねばならぬ時に、レチノール反応で痒みが出ている時の気持ちは例えようがありません。
であれば、わざわざそんな辛い方法をとるのではなくて、ゆっくりとのんびりレチノールの効果がでるのを待つのも一つです。
パルミチン酸レチノールから初めて、ゆっくりレチノール習慣を続けることで、レチノール反応が起きにくくなります。
あまり痒みなどが出なければ、気持ちが負けることも少なくなります。
攻めのレチノールをいきなり使うのものよいですが、刺激の少ないレチノールからのんびりとレチノール効果を体感していくのもありだと思います。
攻めのレチノールは特に時間の感覚を開ける
攻めのレチノールを使用する時は、いきなり週に7日間使うのは避けた方が無難です。
攻めのレチノールは、まずは週3回、レチノール反応を気にするのであれば、週に1回から始めた方が良いと思います。
もちろん、効果を実感するまで少し時間が必要ですが、前述した通り、のんびりレチノールを使っていく方が辛いレチノール反応が起きにくくなりますので、
安心してレチノールを使用できます。
トレチノインは使わない!
トレチノイン・ハイドロキノン療法は知る人ぞ知る最強スキンケアかもしれません。
私はやったことがありませんが、ちょっとした知り合いにゼオスキン(ハイドロキノン系ドクターコスメ)とトレチノインをずっと続けている方がいらっしゃいました。
若い方でしたが、どうもお母さんがゼオスキンを使っているエステティシャンであることから、その方もゼオスキンとトレチノインを使用しているようでした。
もともとネットの情報や噂などでトレチノインのメリットとデメリットを知っていましたが、やはり始めた当初は相当辛かったようです。
トレチノインは、相当覚悟がいるレチノールよりも格段に効果が高いですが、その分レチノール反応の強さはとても大きいものになります。
辛い期間を過ごす強い気持ちがあれば良いですが、やはり心折れてしまいそうになりますし、なにより結構高額です。
手軽に始めて徐々にレチノールを上げていく方が、時間はかかりますが、手軽にレチノールの効果を実感することができます。
トレチノインはあまり手を出さない方が良いと思います。
他の有効成分は控える
レチノールとの他の成分の併用可否については後ほど詳しくご紹介しますが、
レチノールと併用した方が良い成分もあります。
例えば
- ナイアシンアミド
- トラネキサム酸
などが、レチノールと併用した方が相乗効果を得やすい成分です。
ただ、ナイアシンアミドはレチノールの刺激を軽減してくれるので、レチノールの使い始めから併用してもよいですが、
その他の有効成分は、トラネキサム酸を含めてまずは使用を控えた方が良いと私は思います。
有効成分は効果がある分刺激になりやすい成分でもあり、通常の肌の状態であれば問題がない有効成分も、
レチノール反応が出ている場合は肌にとってよくない場合が考えられるからです。
レチノールを使い始めた当初は、他の効果を狙うことはなく、レチノールのみ、またはナイアシンアミドとレチノールのみにした方が安心して使用できそうです。
ピーリングしない!絶対!
レチノールをしている時は、特にサチリル酸の併用はNGです。
レチノール反応で過敏になっている時には、サチリル酸は非常に刺激になるからです。
ピーリングはサチリル酸が有名ですが、他にもAHAなどソフトピーリングとして利用されているものもあります。
ピーリングをしているつもりはなくても、ソフトピーリング効果のあるアイテムを使用している場合には注意が必要です。
レチノールの使用を開始する前にピーリング効果のある成分が配合されたアイテムを利用していないか一度確認した方が良さそうです。
日焼け止めは絶対!
日焼け止めをしっかり塗っているからレチノール反応が起きないわけではないですが、
レチノールで過敏になったお肌に紫外線は大敵です。
レチノールに関するサイトなどを調べると「日焼け止めはマスト!」と記載していることが多いです。
レチノールを使用することで、肌が薄くなることが多く、紫外線ダメージが肌の奥の方まで届いてしまうことが多いので、日焼け止めがどうしても必要なんです。
この記事でも何度か繰り返しましたが、レチノールの使用有無かかわらず、
シミ予防、シワ予防、たるみ予防など多くのメリットがある日焼け止めは、スキンケアの中でももっとも大切な工程かもしれません。
今回はレチノールの話ですが、レチノール有無関わらず日焼け止めはマストでいたいですね。
塗る続けるかやめるかの判断は?
Q. 続ける、やめるの判断は?
A. 中断前には、一度専門医に相談してください。
レチノール反応は「赤み」や「痒み」が出るので、中断した方が良いのではないか?と不安になってしまうことがありますが、
レチノールの効果を考えると、レチノールの中断はもったいないです。
それでもレチノールを中断した方が良い場合があります。
それは
- レチノール反応(痒みや赤み、皮むけ)が酷すぎる場合
- レチノール反応ではなかった場合
この辺りは自己判断が難しいところです。
一般的なレチノール反応である場合は中断はもったいないですが、異常なほどレチノール反応が出ている場合はレチノールを中断すべきです。
そのため、私としてはレチノール反応が出すぎている、またはレチノール反応で不安になった場合は一度医師の診断をオススメしています。
特に皮膚科医の方であれば、レチノール反応はエピデュオやディフェリンでよく見ている症状なので、しっかり診断してもらえます。
「不安になったらまず医師へ!」をキーワードにレチノールの継続または中断を決めてみましょう。
レチノール反応を抑えるために冷やすのはアリ?
Q. レチノール反応を冷やすのは良い?
A. オススメする医師は見当たりませんでした。
皮膚の炎症が起きた場合に冷やすという療法は多くの方が行なっていると思います。
ただ冷やすと効果的である場合と、逆効果である場合があります。
レチノール反応の際に冷やすことも同じようなことが考えられます。
レチノール反応の際に冷やすことを推奨する医師サイトが確認できなかったので、詳細を調べると、
レチノール反応に対し冷やすことで、「血行不良」や「皮膚の乾燥」を招くことがあり、この辺りは個人差があるため一概におすすめすることができません。
先ほどお伝えした通り、レチノールの濃度を下げるなどの対処の方がレチノール反応に対しては効果的な場合もあります。
酷いレチノール反応に対して不安に感じた場合は、あまり自己判断せずに早めに医師に相談した方が良いと思います。
レチノール反応の症状を解説
それでは、次にレチノール製品を使用した際のよくあるレチノール反応をご紹介します。
最も例として上げられるのが、
- 赤み
- ピリピリ
- 皮むけ
- 乾燥
となります。
それではそれ以外も含めたレチノール反応についてご紹介したいと思います。
ヒリヒリ・ピリピリ
大体、2日から3日ほどで起きることが多いレチノール反応です。
また肌の調子や、レチノール製品によっては、塗ってすぐにピリピリすることもあります。
私も初めてレチノール製品を何も知らずにお試ししてみたら、肌がピリつきました。
心配な場合は、夜間の間ずっと塗っている必要はありません。
10分から15分ほどで一度洗い流し、通常の保湿をおこなってください。
皮むけ
濃度が高いレチノール製品を使用したり、また皮膚内のビタミンAの含有量が少ないと皮むけに繋がることがあります。
これはケラチノサイト(表皮細胞)の分化の促進や増殖を促すために、細胞間同士の結びつきが緩むためといわれています。
皮むけ自体は、ある程度時間が経つことで解消されます。
もし予防したい場合は、
- うなぎ
- レバー
- 人参
を予め食べておき、体内のビタミンA含有量を増やすことで防げるかもしれません(エビデンスはありません・・・。)
赤み・真っ赤
レチノールと皮脂腺にあるレチノイド受容体が結びつきが、皮脂の分泌を低下させることで「赤み」などが起きると思われています。
皮脂分泌の低下は、ニキビの治療やニキビの予防にも用いられるものです。
痛みがない場合は、そっとしておきましょう。
医師の処方のない、自己流でお薬を使うと、思わぬ肌トラブルになることがあります。
お薬が欲しくなるような思い症状の場合は、早めに医師に相談してください。
乾燥・カサカサ
レチノール反応で乾燥は最も多くでる症状です。
先ほども解説した、「皮脂腺のレチノイド受容体」にレチノールが結びつき、皮脂分泌を低下させるからです。
特に使い始めはどんどん乾燥することがありますので、レチノールを塗る前に保湿をしっかりしたり、
15分ほどで洗い流すことでレチノールが肌にある時間を少なくすると良いと思います。
痒み(かゆみ)
レチノール反応で「痒み(かゆみ)」は起きます。
特にマスクをしていると、痒みは我慢できないこともあります。
対処としては、残念ながら「我慢」するしかありません。
酷い痒みは1週間ほどなので、なんとか乗り越えたいものです。
皮脂分泌の低下によるものなので、レチノールを塗る前の保湿をしっかりすることで痒みが和らぐこともあります。
ただし個人差があるので。基本的は我慢しかありません。
前述したレチノール反応を軽減する方法も合わせて参考にしてみてください。
痒みを我慢したくない場合は、レチノールの配合量が低いものや、「パルミチン酸レチノール」が配合されているレチノール製品を使用することで、
痒みだけでなく、全体的にレチノール反応を軽減させることができます。
かゆみいつまで
短い場合は2日から3日で痒みがおさまる場合もあります。
ただもっともレチノール反応がひどく続く塗り始め1週間くらいから大体1週間が一番痒いと思います。
なので塗り始め「1週間目」から「2週間目」までの間が一番痒みを覚悟しておいた方がいい期間です。
ブツブツ
レチノール反応としてブツブツが起きることはあるようですが、必ずしも起きることはないようです。
もしレチノール反応でブツブツが起きる時は、ニキビや吹き出物のような形で現れることが多いようです。
痛い
トレチノインのようなレチノール製品の中でも強い作用があるものは別ですが、
レチノール反応で「痛み」が伴うことはそれほど多くないように思えます。
そのかわりに、痒いです。
ただ
- 肌の乾燥の度合い
- 皮膚のビタミンAの含有量
- その他肌のコンディション
で痛みが伴った例もあるようです。
痛みが伴うことは一般的ではないので、早めに医師に相談した方が良さそうです。
ゴワゴワ・ザラザラ
レチノール反応で肌がゴワゴワになることはあまりありません。
乾燥がひどい場合はザラザラになっていると感じることはありそうです。
いずれにしても症状が軽い場合は、そのままでもかまいませんが、症状が重い場合は医師に相談しましょう。
ひどい場合は医療機関へ(腫れ・蕁麻疹・湿疹など)
他にも
- 腫れ
- 蕁麻疹
- 湿疹
などが起きたという例も数は少ないですが、稀にあるようです。
肌のコンディションや製品との相性もあるのかもしれません。
こういった症状が重い場合は、早めに専門医に相談し、指示を仰いでください。
レチノール反応がどうでるの?
続いてレチノール反応が顔のどういった部位に発生するのかについてご紹介します。
特に口の周りにレチノール反応は発生しやすいですが、その他にもどういったレチノール反応があるのでしょうか?
口の周り
口の周りは皮膚が薄い部分の一つです。
そのため、レチノール反応も出やすくなります。
特にマスクの擦れと合わせると、痒みが辛い時期もあるので、
口周りは特に我慢が必要となります。
まぶた・目の周り
目の周りは年齢に応じて悩みが集中しやすい部分でもありますね。
レチノールを使用した方の体験談を見てみると、
目の周りにレチノール反応が発生した方は多数いらっしゃいました。
目の周りはすぐに掻いてしまう部分でもあるので、目の周りにレチノール反応が出るとちょっと厄介ですね。
目の周りは皮膚が薄いデリケートな部分でもあるので、レチノール反応にも気をつけたいところです。
目元専用のレチノールの種類もあるので、そういった専用製品を使用することで、
レチノール反応の発生の軽減をしたいところです。
首
首のシワが気になる時には、首にもレチノールを使ってみたくなります。
首の皮膚は全体的に顔よりも薄いため、レチノール反応は発生しやすいと思います。
首のレチノール反応も他の部位とどうように、皮膚のビタミンAの含有量が多くなり、
肌の再生が進むと、レチノール反応も落ち着いてきます。
アトピー
アトピーの方や過去にアトピーを患いステロイド治療を行ってきた肌の方は、肌のビタミンAの含有量が少ない傾向にあり、
そのためレチノール反応が発生しやすい傾向があります。
これは皮膚のビタミンA受容体が少ないことが要因になっているということです。
一方でアトピーを患っている方でも、しっかりコントロールができている状態であれば、レチノールの使用が可能であると説明する医師もいらっしゃいます。
個々の皮膚の状態やアトピーの状態によって判断が変わるため一概には決められないかもしれません。
特に現在アトピーを患っている場合には、一度皮膚科医に相談の上でレチノールの使用を開始した方が良いと思います。
またアトピーの方の場合はレチノールよりももっとお肌に合ったスキンケア(例えば、ヘパリン類似物質など)がオススメの場合もあります。
レチノールは現在流行しているスキンケアなので気になるとは思いますが、まずは皮膚科医に相談してください。
ビニール肌
ピーリングなどでビニール肌になった場合に、レチノールの使用はオススメできません。
むしろレチノールはビニール肌を促進してしまう可能性があります。
一般的にはレチニールの使いすぎがビニール肌の要因の一つなので、ビニール肌の場合は一度レチノールの使用を控えるようにしてください。
毛穴
多岐にわたる毛穴の悩みにレチノールはオススメしたい成分です。
ただし、レチノールの使い始めなどにはレチノールが毛穴に刺激となって赤みやかさつきになる可能性もあります。
また毛穴の開きが一時的に悪化したように見えることもあるようです。
ですが、使用を続けることで治ることがほとんどです。
毛穴の黒ずみからたるみ毛穴までレチノールは毛穴に嬉しい成分ですので、ぜひ使ってみたいですね。
ただし、他の毛穴製品をたくさん使っている場合に、思わぬ炎症を引き起こす可能性もあります。
レチノール製品を使用する際は、他の毛穴の製品は一度控えた方が良いかもしれません。
シミ
レチノールを使用することで、シミが濃ゆくなったように見えることがあります。
レチノール反応によってシミを悪化させたような誤解を持ちがちですが、実は逆の現象がおきています。
皮膚の中にあるメラニンの排出が進み、メラニンが表層に押し上げられた結果として、シミが濃ゆくなっていることがほとんどです。
一方で、レチノールを使用すると、紫外線ダメージを受けやすい皮膚の状態になります。
直接レチノールがシミを悪化させるのではなく、紫外線によってシミが悪化する可能性もあるので、しっかりした紫外線対策(日焼け止めや日傘など)が必要です。
ニキビ・白ニキビ・吹き出物
特にレチノールを使用開始した数日後あたりは、ニキビが悪化したように感じることもあります。
これはニキビが悪化したのではなくて、レチノール反応です。
ほとんどの場合は時間が経つにつれてレチノール反応が軽減されます。
レチノールを使用を続けることで、ニキビが発生しにくい肌になることも多いので、頑張りたいところですね。
人気アイテムの
レチノール反応はどれくらい?
続いて人気のアイテムのレチノール反応は
どれくらいなのかについてご紹介したいと思います。
イニスフリー:レチノール シカ リペア セラム
レチノール初心者がまず使ってみたいと思うアイテムがイニスフリーのレチノール シカ リペア セラム!
大人気のシカ成分が配合されている上に、ナイアシンアミドがたっぷり入っていることも嬉しいポイントです。
ただし使っているレチノールはいわゆる「攻めのレチノール」、やはりレチノール反応が気になります。
イニスフリーのレチノール シカ リペア セラムを使った結果、レチノール反応がどのように出たかを調べたとこと、
多くの方がレチノール反応を体験していました。
ただ酷いものではなく、
- 赤みが出た
- 白ニキビのようなものがでた
- カサついた
といった一般的なもので、ほとんどの方が数日以内におさまった様子でした。
レチノール初心者としてはまず使ってみたい一本であることは間違いなさそうです。
イニスフリーのレチノール シカ リペア セラムのセットでビタミンC美容液を付属している場合がありますが、これは同時に使用するものではなく、朝にビタミンC美容液、夜に「レチノール シカ リペア セラム」を使用することを推奨しているようです。同時使いはもったいないので、時間帯を変えて使うようにしてください。
エリクシール:シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム
目元用として販売されているエリクシールの「シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム」。
私が初めて使ったレチノールも「シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム」です。
他の口コミの通り初めて使うと、目の周りがヒリヒリする感覚は私にもありました。
ただレチノール反応と呼ばれるような
- 赤み
- 皮むけ
などは私にはなかったので、レチノール反応としてはあまり強くないような気がします。
多くの方がヒリヒリするといった口コミであるように、レチノール反応についてあまりご存じない方が使用し、
ビックリされているような印象をもちました。
キールズ:キールズDS RTN リニューイングセラム
ビタミンC美容液が大好評のキールズからもレチノール美容液「キールズDS RTN リニューイングセラム」が発売されています。
私自身はまだ使ったことはありませんが、
他のキールズを使用した印象から、効果は高いが副反応が起きた時はガツンとくるのではないか?と思います。
他の方の体験談を参照したところ、「キールズDS RTN リニューイングセラム」を使用し、レチノール反応はしっかり出たという声が散見されました。
もっとも検索されているブログによると、「首」に多くレチノール反応が出たようですが、皮むけはなく、ツルんとした印象になったということでした。
「キールズDS RTN リニューイングセラム」を「首」に対して積極的に使用していなかったようですが、つい首にもつけていたことがレチノール反応が発生した要因だということです。
前述したように、首は顔の皮膚よりも薄いことが多く、レチノール反応は発生しやすいと思われます。
価格も少々高めなので、他の安価なレチノールから始めた方がよいかもしれません。